
無料ラブコメ台本
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《登場人物》 2人(オタクくん リカ モブギャル)
オタク「フフフ、今日も亜也子ちゃんは可愛いなぁ……」 「僕もなでなでされてぇ~」 「ポロリされてぇ~」 リカ「オタクくん」 オタク「あ!」 「隣の席のギャルのリカさん!」 リカ「何読んでんの?」 オタク「え? え、えと……」 「に、逃げ若です……」 リカ「ふぅん」 「逃げ若」 「……」 オタク(心の声:もしかして、これは定番のアレか!?) (オタクに優しいギャル、ってヤツか!?) (好きなコンテンツで意気投合し、仲良くなるパターンか!?) (あるいは、オタク趣味に興味を示して一気に距離を詰めるパターンか!?) リカ「……」 オタク「……」 リカ「……」 オタク「……」 (は、反応が一切ない……?) (興味を示すわけでも、否定するわけでもない……) (何なら、もう僕のことを見てすらいない……!) (機嫌が悪い、というわけでもなさそうだけど……) (翌日) リカ「オタクくん、これ落としたよ」 オタク「え!?」 「あ、ありがとう……!」 (またしても、リカさんから声をかけられた!) (昨日は謎の空気だったけど、やはり定番のオタクに優しいギャルなのでは!?) リカ「このキャラ、すごく人気だよね」 オタク「そ、そうなんですよ! SNSでバズって人気になって!」 「僕は原作版が好きなんですけど、でもでも、アニメ版の改変も面白いと思っていて! 特に、ヒロインとの出会いシーンはアニメ版が実によく出来ていて! あれは本当に唸ったなぁ。あと、ライバルとの決闘が死ぬほど熱くて! これは原作とアニメ両方見るべき案件でして!」(早口) リカ「へぇ」 「そうなんだ」 オタク「あ! す、すみません! オタク特有の早口で……」 リカ「?」 「全然、気にしてないよ」 オタク(や、優しい!!) (やっぱり、リカさんはオタクに優しいギャルなんだ!) (ということは!) (ついにオレにも青春の風が吹くのか……!?) オタク「あ、あの! リカさんも、このキャラクターが好きなんですか?」 リカ「……」 オタク「あ、あれ?」 「リカさん……?」 リカ「……」 オタク「あ、あの……」 リカ「……」 オタク(また黙り込んじゃった) (完全に僕のことを眼中にない表情している) (いや、僕のことどころか世界から興味を失せているような……) (ある種、悟りきったような無を感じるぞ……) (翌日の昼休み) リカ「オタクくんさ」 オタク「は、はい!」 リカ「もう、お昼ごはん食べた?」 オタク「え!?」 「い、いえ、まだだけど……」 (も、もしや! これは、一緒にお弁当食べない、というパターンか!?) (今日こそはオタクに優しいギャルなのか?) (それとも、やっぱり途中で虚無になるのか?) リカ「そっか」 「……」 オタク「え、えと……」 リカ「……お昼ごはん」 オタク「は、は、はい!!」 (きたこれ! キタコレ! ktkr!!) (興奮しすぎて、父さんが使ってた古のネットスラング出ちゃった!) リカ「……」 オタク「……」 リカ「……」 「お昼ごはん、ちゃんと食べなね」 オタク「え?」 「あ、はい」 「……」 「……はい」 (去って行くリカ) オタク(……) (結局、また虚無だったなリカさん……) (途中まではオタクに優しい感じなんだけどなぁ) (……) (でも……) (リカさんに素っ気なくされるたび、胸の奥がドキドキするのは何故だろう……) (一週間後) リカ「オタクくん」 オタク「はい!」 リカ「最近元気そうだね」 オタク「それはもう!」 リカ「……」 オタク「!」 リカ「……」 オタク(虚無モードキター!!) (オタクに優しいギャルなのか、そうじゃないのか、どっちつかずの焦らしプレイ! ひたすらハラハラさせた後、唐突にあらゆるモノから興味を失い、解脱したような表情になるリカさんの虚無モード! ギリギリ寸前でおあずけされているような、ある種の焦らしプレイ! ああ! 優しくされたいけど、それはそれとして虚無られたい気持ちも山々! このアンビバレントな感情がいつまでも続いてほしい! そう思うようになってしまったのだ!)(早口) リカ「……」 (場面転換・本を読むリカに話しかけるモブギャル) モブギャル「あれ? リカが漫画読んでるなんて珍しいじゃん」 リカ「ん」 モブギャル「何読んでんの?」 リカ「逃げ若」 モブギャル「へー」 リカ「……」 モブギャル「ねぇ、リカ」 「もしかして……好きな人できた?」 リカ「……」 モブギャル「やっぱり!」 「リカってばわかりやすいなぁ」 「恥ずかしくなると、すぐ虚無っちゃうんだもん!」 リカ「……」
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【タイトル変更案】
『隣の席のギャルが虚無ってる』
【おすすめKindle本】






