
無料ショートコント台本
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《登場人物》 2人(秀吉 小坊主)
秀吉「ふぅー、疲れた疲れた」 「鷹狩りは面白いが疲れるのぉ」 「喉がカラカラじゃ」 「お!」 「丁度良いところに寺があるではないか!」 (寺に入る秀吉) 秀吉「誰かおらぬか~?」 (小坊主【後の石田三成】が現れる) 小坊主「どうされました?」 秀吉「ワシは羽柴筑前」 「長浜城の主じゃ」 小坊主「はぁ、そうですか」 秀吉「……」 「お主、ワシにビビらんのか?」 小坊主「はて?」 「ビビる道理が何もありませぬが……」 秀吉「羽柴筑前と言えばそれなりに名の通った武士なんじゃが……」 小坊主「私には汗臭い鼠男にしか見えませぬ」 秀吉「酷い言いようじゃな」 「……」 「だが、お主の物怖じせぬ態度は中々に見所があるな」 小坊主「はぁ、そうですか」 秀吉「まぁ、いい!」 「ワシは喉が渇いておるんじゃ」 「茶を一杯飲ませてもらえんか?」 小坊主「えぇ……」 秀吉「露骨に嫌そうな反応をするではない」 小坊主「だって、貴方」 「いきなり寺を訪ねてきて威張り散らして茶を求めるなんて無茶苦茶ですよ」 秀吉「ぐっ……」 「た、確かにそうじゃが……」 小坊主「茶を飲みたいなら茶屋に行くのがよろしいかと」 「ここは寺ですので」 秀吉「うぐぐぐ」 「面倒臭いヤツじゃのぉ」 「近くに茶屋がないんじゃ!」 「金なら払うぞ!」 小坊主「賄賂にはなびきません」 秀吉「ぐぬぬ」 「頑固なヤツじゃのぉ」 「……」 「そうじゃ!」 「庭に柿の木がなっておるではないか!」 「茶がないなら柿でも良いぞ!」 小坊主「柿はいけません」 「腹を冷やして万病を呼び起こす魔の果実です」 「あんなものを食うなんて言語道断です」 秀吉「柿への憎悪がすごいのぉ……」 小坊主「……」 「柿を望むほど喉の渇きが酷いとは、嘆かわしい」 秀吉「柿のアンチが過ぎるぞ、お主」 小坊主「良いでしょう」 「柿を食わせるくらいならば茶の一杯や二杯お汲みいたしましょう」 秀吉「おお!」 (大きい茶碗を持ってくる小坊主) 小坊主「では、まずはこれをどうぞ」 秀吉「ありがたい!」 「ごくごくごくごく!」 「ぷはー!」 「うまい!」 「それに! 「丁度良いぬるさで非常に飲みやすかったぞ!」 「気が利くではないか!」 小坊主「満足していただけて良かったです」 秀吉「いや、まだ満足はしておらぬ!」 「おかわりをくれ!」 小坊主「遠慮のない人だ」 「ですが……」 「そう言うと思ってすでに準備してあります」 (少し小さい茶碗を差し出す小坊主) 秀吉「なんと!」 「ワシの行動を先読みしていたとは!」 「素晴らしいもてなしの心じゃ!」 「では、早速いただくとしよう!」 「ごくごくごくごく!」 小坊主「二杯目は先程の茶よりも温かくした……」 「とんこつラーメンです」 秀吉「ぶほぉっ!」(とんこつラーメンを噴き出す) 「濃ゆい!」 小坊主「とんこつラーメンですから濃いのは当然のことです」 秀吉「げほっ、げほっ!」 「いきなりとんこつラーメンを飲ませるヤツがおるか!」 「うぅ……思いがけない濃い味のせいで口の中が変な感じじゃ」 小坊主「そう言うと思っておりました」 「お口直しの三杯目をどうぞ」 (小さい茶碗を差し出す小坊主) 秀吉「おお!」 「助かるぞ!」 「ごくごくごくごく!」 小坊主「三杯目はあったか~い……」 「墨汁です」 秀吉「ぶほぉっ!」(墨汁を噴き出す) 「ワシを殺す気か!」 小坊主「おお」 「墨汁で歯が真っ黒になってお歯黒のようになっていますね」 「中々にお似合いかと」 秀吉「ええい! うるさい!」 「お主、無茶苦茶じゃぞ!」 「……」 「じゃが!」 「面白い!」 小坊主「は?」 秀吉「頑固じゃが、ワシを相手にしても怯まぬ胆力!」 「一言余計じゃが、歯に衣着せない実直さ!」 「そして、このワシさえもおちょくる度胸!」 「実に面白いではないか!」 小坊主「はぁ」 秀吉「よし、決めたぞ!」 「お主、ワシの家来となれ!」 小坊主「えぇ……」 秀吉「露骨に嫌そうな反応をするではない!」
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【タイトル変更案】
『秀吉と三成の出会いは豚骨ラーメンだった』
『柿アンチ石田三成』
『小坊主がお茶の代わりにとんこつラーメンを持ってきた。後の石田三成である』など
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