
無料ショートコント台本
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《登場人物》 2人(おじさん 若者)
おじさん「一人称について悩んでいるんだ」 若者「一人称?」 おじさん「ああ」 「おじさんになると自分のことをなんと呼ぶか、非常に悩みどころでね」 若者「普通にフォーマルな場では『私』」 「プライベートな場では『俺』か『僕』でいいんじゃないっすか?」 おじさん「確かに、一理ある」 「しかし、キミも言ったように“普通”なのだ」 若者「普通でいいじゃないっすか」 おじさん「確かに、普通はいいことだ」 「だけどね」 「時にはオリジナリティーが欲しいじゃないか」 若者「ふーん」 おじさん「興味なさそうな返事はやめてくれ」 若者「興味ないんで」 おじさん「普通に傷つく」 「まぁ、それはさておき!」 「どんな一人称がいいと思うかね?」 若者「……メンタル強いっすね」 おじさん「大人になるということは、鈍感になるということだよ」 若者「名言っぽく言ってますけど」 「自分の一人称に悩んでる時点で大人に成りきれていないと思うっす」 おじさん「『我が輩』や『小生』も格好いいが、少しありきたりだな」 若者「……『おいら』とかでよくないっすか?」 おじさん「悪くはないが、ひろゆきと被る」 若者「ワガママっすねぇ」 「じゃあ、奇をてらって『ボク様』はどうっすか」 おじさん「デジタルペット君やってそうな一人称だなぁ」 若者「それなら『僕様ちゃん』は?」 おじさん「青色サヴァン過ぎるなぁ」 若者「文句が多いっすね」 おじさん「うーん……」 「そうだ!」 「『拙僧』はどうだろう?」 「渋くて格好いいと思うんだ」 若者「おじさんって僧なんすか?」 おじさん「いや、僧ではない」 「ただのハゲているだけのおじさんだ」 若者「じゃあ『拙僧』はダメでしょ」 おじさん「確かに……」 「ならば!」 「『愚僧』はどうかな!?」 若者「おじさん、僧じゃないでしょ」 おじさん「そう……」 「……」 「うーん」 「……」 「出家しようかな」 若者「『拙僧』って言いたいがために出家するのはダメでしょ」 「あまりにも俗物過ぎる」
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【タイトル変更案】
『"拙僧"って言いたいがために出家するのはダメでしょ』
『一人称を思い悩むおじさん』など
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