
無料ショートコント台本
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《登場人物》 2人(真田幸村 大野治長)
大野治長「おお! 真田信繁殿!」 「よくぞ、大坂城に来てくれた!」 「秀頼様もお喜びですぞ!」 真田幸村「……今は信繁ではござらぬ」 大野治長「おお、そうであった!」 「失敬、失敬!」 「出家して真田好白(こうはく)と名乗っておるそうだな!」 真田幸村「いえ」 「九度山を降りる際にその名も改め申した」 大野治長「ほほう!?」 「では、今は何という名を?」 真田幸村「無念の末に果てた父から『幸(ゆき)』の字を受け継ぎ……」 「天下の名刀・村正から『村』の字を貰い受け……」 「真田ハッピーヴィレッジと名乗っております」 大野治長「……真田ハッピーヴィレッジ?」 真田幸村「いかにも」 「父・昌幸の『幸』と名刀・村正の『村』を組み合わせ……」 「ハッピーヴィレッジ」 大野治長「なぜ英語にしたのですか!?」 「ダサすぎますぞ!」 真田幸村「黒田殿がドン・シメオンと名乗っていたようなものでござる」 大野治長「洗礼名と一緒にしたら叱られますぞ!」 「シメオンに比べてハッピーヴィレッジはあまりにもダサい!」 真田幸村「やはり、そうでござるか……」 大野治長「おお、わかってくださったか!」 真田幸村「では、ハピネスヴィレッジにするでござる!」 大野治長「ハッピーをハピネスに変えただけでは何も変わりませんぞ!」 真田幸村「はたして、そうでござるかな?」 「ハピネスヴィレッジ真田!」 「どことなくハピネスチャージプリキュアみたいで乙なものでござろう?」 大野治長「乙ではござらぬ!」 「あれはプリキュアだから良いのであって、真田殿には合いませぬぞ!」 真田幸村「しかし!」 「私もプリキュアになれば!」 大野治長「真田殿はプリキュアにはなれませぬ!」 真田幸村「なんと!」 「この私がプリキュアにはなれぬ、だと……?」 「そんな馬鹿な……!」 「うぐぐぐぐ」 「プリキュアになれぬのならば、私はどうすれば……!」 大野治長「真田殿!」 「そこまでショックを受けることではないですぞ!」 真田幸村「……いいえ、絶望的でござる!」 「私が大坂城に入った理由はただ一つ!」 「プリキュアになりたかったからでござる!」 大野治長「ぷ、プリキュアになりたかった!?」 「そんな理由だったんですか!?」 真田幸村「はい!」 大野治長「快活な返事!」 「……」 「豊臣家の忠義のためではなかったのですか!?」 真田幸村「確かに、秀吉公にはお世話になり申したが……」 「忠義のためだけにこんなどん詰まりの死地に赴くことはしませぬ」 大野治長「大坂城をどん詰まりの死地って言いました?」 真田幸村「乱世に咲く一輪の死に花! キュアツワモノ!」 「……という名乗り口上も考えてきたのに」 大野治長「真田殿!」 「目を覚ましなされ!」 「山にこもりすぎておかしなことになっていますぞ!」 真田幸村「し、しかし……」 大野治長「貴方はきっと後の世で大英雄となるお方だ!」 「それが真田ハッピーヴィレッジだの、ハピネスヴィレッジ真田だの」 「ヘンテコな名前ではしまりが悪くなりますぞ!」 真田幸村「へ、ヘンテコな名前……」 大野治長「貴方が真田ハッピーヴィレッジのままでは、後世で作られるテニスの王子様のキャラの名前がおかしくなってしまいますぞ!」 真田幸村「な、何の話をしておるので?」 大野治長「ええい、埒が明きませぬ!」 「昌幸殿の『幸』と村正の『村』を組み合わせ」 「ストレートに『幸村』と名乗りなされ!」 真田幸村「幸村……」 大野治長「そして、大坂城に入った理由も豊臣家の忠義のため!」 「あるいは死に花を咲かせるため!」 「という風に装いなされ!」
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【タイトル変更案】
『真田信繁が真田幸村と名乗るようになった理由がおかしい』
『真田幸村はプリキュアになりたい』
『大坂の陣に参加した真田幸村の様子がおかしい』
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