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【フリー台本】わびさびを極めすぎた千利休【ショートコント】

無料ショートコント台本

本記事は動画、配信、朗読、声劇、演劇などで自由に使えるフリー台本です。

《登場人物》 2人(秀吉 利休) 

秀吉「利休よ、久しぶりにお前の茶を飲ませてくれ」

利休「ありがたきお言葉」
 「では、早速」

秀吉「ん? 茶室に向かわぬのか?」

利休「秀吉様」
 「わびさびを極めた私にとって、茶室など不要にございます」

秀吉「ほう!」
 「ついに極めたと申すか」

利休「はい」

秀吉「しかし、茶室に向かわずしてどうやって茶を煎れる?」

利休「私が存在する空間そのものが茶室となるのです」

秀吉「……」
 「野点(のだて)のようなものと思えば納得できる、か……」

利休「それでは」

(茶碗を取り出す利休)

秀吉「ぬわ!? どこからともなく茶碗が!」

利休「懐にて温めておきました」

秀吉「ほほう!」
 「ワシと信長公とのエピソードをオマージュするとは!」
 「やるではないか、利休!」

利休「ありがとうございます」

秀吉「……」
 「しかし」
 「人肌で温められた茶碗はちょっと抵抗があるな……」

利休「その不快感もまたわびさびにて」

秀吉「……」
 「そういうものか?」
 「……イマイチ納得できぬが」

利休「その不信感もまたわびさびにて」

秀吉「わびさびって言っておけばいいと思ってないか?」

利休「キエーッ!」

(唐突に茶碗を投げ飛ばして破壊する利休)
(SE 茶碗が割れる音)

秀吉「ひえっ!!」
 「なにごとじゃ!?」

利休「茶碗を割りました」

秀吉「なにゆえじゃ!?」

利休「不完全な状態こそ、わびさびの極地」
 「割れた破片の一つ一つにこそわびさびの精神が宿るのです」
 「ゆえに茶碗を叩き割った次第でございます」

秀吉「……」
 「そ、そういうものか……」
 「てっきり、文句を言われてブチ切れたのかと思ったわ」

利休「……」

秀吉「利休?」

利休「怒りはわびさびからはもっとも遠い感情でございます」

(唐突に畳に醤油をかけ始める利休)

秀吉「うわー!?」
 「何をしているのだ、利休!」

利休「畳に醤油をぶちまけています」

秀吉「なにゆえじゃ!?」
 「奇行がすぎるぞ、利休!」

利休「わびさびの極みとは、華美の廃絶」
 「即ち、漆黒」

秀吉「だとしても畳に醤油をぶちまけるのは滅茶苦茶ではないか!?」

利休「滅茶苦茶……つまり、混沌」
 「混沌とは、カオス」
 「カオスこそ、漆黒の帳」
 「無限なる漆黒は世界の全てを塗り潰し、人類の心を食い尽くし、深淵のアビスへと誘う唯一無二のアーキタイプ」

秀吉「な、何を言っておるんじゃ!?」

利休「ククク……」
 「これこそがわびさびの極み」
 「……否」
 「虚無漆黒(ウルティマサイレント)」
 「それが私の真の力なのです。ククク……」

秀吉「利休がわびさびを極めすぎて中二病になってしまった……」

利休「ククク……」

秀吉「うーん、流石にウザいな」
 「よし!」
 「利休よ、貴様は切腹じゃ!」

利休「え」

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【タイトル変更案】

『茶の湯の極地に到達した利休がヤバい』

『茶の湯を極めすぎた利休が中二病をこじらせた』

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