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【一人用フリー台本】旅の終わりの電車の中で【シリアス朗読】

無料一人用朗読台本

本記事は動画、配信、朗読、声劇、演劇などで自由に使える一人用のフリー台本です。

ガタンゴトン、ガタンゴトン。
電車が揺れて景色が遠ざかっていく。
華やかな都会から。
少しずつ。
色彩が薄れていく。
少しずつ。

旅の終わりの切なさが募るように。
ビルの群れが見えなくなり、
人の影が消えてしまい、
鬱蒼と生い茂る木々を眺めている内に、
やがて、旅が終わる。

窓の向こうの色が抜け落ちていく度、
日常がジクジクと浮かび上がる。

ガタンゴトン、ガタンゴトン。

旅の終わりはいつも疲労感と喪失感がない交ぜになる。
嫌な気分ではない。
悪い気持ちでもない。

ただ、漠然と寂しい。

寂寞とした感情。
だなんて、格好を付けて言ってみたり。

でも。
結局は旅の非日常からいつもの日常に戻ることが物悲しいだけ。
至ってありきたりな感情。
掃いて捨てるほどに普遍的だ。

旅の記憶を頭の中で反芻する。
現実逃避するように、むちゃむちゃと。
味がしなくなるまで、しがむ。

ガタンゴトン、ガタンゴトン。

見慣れた風景が視界に映り、
いよいよ寂しさも佳境に入る。

旅は終わる。

日常が続く。

いつか終わるとしても、
終わるまで続く。

日常が終わる時、
旅の終わりのように寂しさが募るのだろうか。

それとも、
寂しさを感じる暇もなく、
ぷつり
と、終わるのだろうか。

そんなことを考えながら、私は目を閉じた。
このまま旅が終わらなければいいのに。
このまま日常が始まらなければいいのに。

ガタンゴトン、ガタンゴトン。

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